菅野徳雄
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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

日本女子ツアー会場は甘すぎる やさしいコース設定に慣れたら世界では戦えない

公開日: 更新日:

 日本の女子ツアーは人気が高く我が世の春を謳歌している。

 新型コロナのために韓国のトップクラスがひさしく来日できず、20歳前後の日本の若いチャンピオンが次から次へと誕生している。

 しかし、日本から世界のメジャーに行くと予選を通るのも容易ではない。

 古江彩佳が「スコティッシュ女子オープン」で優勝したが、今季からLPGAツアーで戦って経験値を高めていたから勝てたといってよい。

 5月末の「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」は決勝で惜しくも敗れはしたけれど、米国のマッチプレーで決勝まで行く力があったからこそ参戦1年目に勝てたともいえる。

 宮里藍は2006年にLPGAツアーカードを取得し、初優勝はメジャー昇格前の09年「エビアン・マスターズ」だった。宮里は米9勝挙げたが、初優勝まで4年近くもかかった。それだけ日本と米国のコースは難易度は違い、慣れるまで時間がかかったということだ。

 ところが韓国の朴セリは、1997年にツアーカードを取得すると翌98年に「全米女子プロ」と「全米女子オープン」の2大メジャーをあっという間に勝った。

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