著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

大学4年アマ蝉川泰果Vが示す日本男子プロの深刻レベル低下…「強い若手登場」とは喜べない

公開日: 更新日:

 男子ツアーの「パナソニックオープン」は、大学4年生のアマチュア・蝉川泰果(21)が優勝した。1973年に日本でツアーが制度化して以来、アマチュアが優勝したのは、これで6人目である。

【写真】この記事の関連写真を見る(16枚)

 ではPGAツアーはどうかというと、91年に20歳の大学生だったフィル・ミケルソンが「ノーザンテレコムオープン」に勝ったのが最後だ。

 かつてアーノルド・パーマーの母校、ウェイクフォレスト大学のコーチを取材したとき、そのことについて聞いたことがある。

「スイングは学生時代にかなり出来上がっていても、ツアーに勝つためのコースマネジメントは試合の経験を積まないと優勝することは難しい」という答えが返ってきた。

 それにPGAツアーには世界中から優秀なプレーヤーが集まり、選手層は年ごとに厚く、競争が激しくなっている。だから、アマチュアの優勝は難しいといわれている。それだけPGAツアーはアマチュアのつけ入るスキはないということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動