大学4年アマ蝉川泰果Vが示す日本男子プロの深刻レベル低下…「強い若手登場」とは喜べない
男子ツアーの「パナソニックオープン」は、大学4年生のアマチュア・蝉川泰果(21)が優勝した。1973年に日本でツアーが制度化して以来、アマチュアが優勝したのは、これで6人目である。
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ではPGAツアーはどうかというと、91年に20歳の大学生だったフィル・ミケルソンが「ノーザンテレコムオープン」に勝ったのが最後だ。
かつてアーノルド・パーマーの母校、ウェイクフォレスト大学のコーチを取材したとき、そのことについて聞いたことがある。
「スイングは学生時代にかなり出来上がっていても、ツアーに勝つためのコースマネジメントは試合の経験を積まないと優勝することは難しい」という答えが返ってきた。
それにPGAツアーには世界中から優秀なプレーヤーが集まり、選手層は年ごとに厚く、競争が激しくなっている。だから、アマチュアの優勝は難しいといわれている。それだけPGAツアーはアマチュアのつけ入るスキはないということだ。