サッカー日本代表「PK3本失敗」は起こるべくして起こった…フィジカルトレーナーが見た敗因

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 PK戦でクロアチアに敗れた日本は、選手もサポーターも国民もベスト8の「新しい景色」を見ることはできなかった。

 気になったのはクロアチアのゴールキーパー、ドミニク・リバコビッチの動きだ。南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人のキックを、まるで蹴る方向を事前に読んでいたかのように完璧に止めた。「PKの成功と失敗は運任せ」と言われるが、フィジカルトレーナーの平山昌弘氏はこう語る。

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「日本選手は、欧米選手に比べ上半身と下半身のクロス(ねじれ)の度合いがそもそも少ない。空手や柔道などの武道家は上虚下実の状態になれる。つまり、上半身の力みが抜けて、下半身に重心が落ちると、上半身と下半身のねじれが多くなり自身が持っている実力を発揮しやすい。だから、相手の動きを瞬時にかわすことができる。PKを外した3選手は、動きや表情からかなり緊張していることがテレビ画面からも伝わってきた。明らかに上半身に力みが感じられました」

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