森保J激闘125分も4度目“8強の壁”に散る…お粗末PK「3本失敗」で露呈したひ弱さと経験不足
森保ジャパンのグループリーグ1位突破の立役者のひとり、MF三笘薫(25=ブライトン)は敗退が決まると、ピッチで大の字になって大粒の涙をこぼした。テレビのフラッシュインタビューの途中から嗚咽を漏らして言葉を失い、手で顔を覆いながらテレビ画面から消えていった──。
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カタールW杯の決勝トーナメント1回戦で前回準優勝のクロアチアと対戦(日本時間6日午前0時キックオフ)。1-1のスコアから勝敗の行方は、PK戦に委ねられることになった。
先攻の日本の1番手はMF南野拓実(27=モナコ)。正面やや右のキックをGKにやすやすとストップされ、日本イレブンの表情は、にわかにこわばった。2番手は三笘。勢いのないボールが左下に飛び、これもGKに難なくセーブされた。
3番手のFW浅野拓磨(28=ボーフム)が決めた後、4番手に主将DFの吉田麻也(34=シャルケ)が登場。ボールはまたも力なく左下に転がり、あっさりとセーブされた。クロアチアの4番手が成功。その瞬間、日本は4度目の挑戦となった「8強の壁」にはね返され、不完全燃焼でカタールを去ることになった。