森保監督は続投要請を固辞か…重圧激務に合わない低年俸、アジア金満クラブや各代表が垂涎
日本が前回準優勝のクロアチアと対戦し、PK戦までもつれた死闘の末、力尽きた。
2002年日韓大会はトルコに0-1、10年南アフリカ大会はパラグアイにPK戦で、18年ロシア大会はベルギーに2-3と、いずれも16強の壁を越えられなかった。4度目の8強挑戦も失敗に終わり、森保一監督(54)は「ベスト16の壁は今回も破れなかったけど、ドイツに勝ち、スペインに勝ち、W杯のチャンピオンに勝てたということを自信に持ち、追い付けではなくて追い越せを考えていけば必ず未来は変わる」と興奮気味に語った。
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2大会連続16強敗退となったものの、日本協会は「死の組」といわれたE組で強敵ドイツ、スペインを相次いで撃破した森保監督の手腕を高く評価。「2年契約プラスオプションで最終的に4年」という延長のオファーを出す方向だという。ただ、計り知れない重圧を背負わされ、激務をこなしながら、年俸は1億5000万円と、強豪国と比べれば安い。旋風を巻き起こし、「ここまで大会の最優秀監督だ」と米メディアの「ジ・アスレチック」が報じたほど、森保監督は今や世界中から注目される指揮官だけに、「肝心の本人が協会の続投オファーを受けるか微妙だと聞いている」とJリーグ関係者がこう言った。
「森保監督は開催国カタール、サウジアラビア、タイといったアジア中のクラブから熱視線を送られています。サウジのアルナスルがポルトガル代表FWのC・ロナウドを総額286億円で獲得濃厚と話題になっていますが、3年前にはFC東京DF張賢秀が同じサウジのアルヒラルに年俸2倍以上の約3億円で引き抜かれ、衝撃が走った。日本代表で活躍したDF谷口彰悟(川崎F)はカタールリーグのアルラヤン移籍が決定的で、同リーグのアルサドも韓国代表MF鄭又栄や浦和の岩波拓也を引き入れるなど日本人や韓国人の補強を積極的に行っている。中東はオイルマネーをベースにした資金力豊富なクラブが多く、年俸も倍増は当たり前。中東は欧州に次ぐメジャーな移籍先になりつつあります」