メッツ千賀滉大は抑えられるのか? ナ・リーグ東地区ライバル強打者3人の実力と素顔
カイル・シュワーバー(フィリーズ・DH・29歳)
当たれば飛ぶ大砲だ。
フィリーズ移籍1年目の昨季は46本塁打を放って初の本塁打王に。ハーパー、ホスキンスとともに強力打線を形成し、ワイルドカードからワールドシリーズ進出という快進撃の一翼を担った。
パドレスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で、ダルビッシュ有から放った決勝ソロは打球速度約192.6キロ、飛距離約148.7メートルの豪快弾。飛距離は敵地ペトコパーク史上最長を記録した。
183センチ、104キロと大柄な風貌からは想像しにくいが、昨季は10盗塁をマークし、86四球はチーム最多だった。時折、相手の意表を突くセーフティーバントを試みるなど、緻密さも兼ね備えている。
パワーだけでなく、機動力を駆使した小技にも定評がある。