大谷、吉田正尚、誠也は大丈夫? WBC辞退者続出の背景に所属メジャー球団の派遣難色
開幕が約1カ月後に迫ったWBCの日本代表では、エンゼルスの大谷翔平らメジャーリーガー4人の宮崎合宿参加が絶望視されているが、ライバル国はもっと大変なことになっている。
7日にはプエルトリコ代表の内野手、ツインズのコレアが出場辞退を発表。夫人の出産予定と重なるためだという。同じ日、イタリア代表の外野手、メッツのニモも出場を取りやめた。今オフに8年214億円の大型契約を結んでおり、メッツが派遣に難色を示したともっぱらだ。イタリア代表はカブス外野手のマンシーニ、ブルージェイズ投手のロマノに続く、3人目の辞退者である。
優勝候補のドミニカ共和国では今月に入って、2018年に19勝を挙げたヤンキースのセベリーノら3投手が代表から外れた。いずれも所属球団の要請に従った格好で、この日はさらにアストロズ投手のバルデスにも辞退報道。韓国でも前日にパイレーツ内野手の崔志万が球団の反対で代表メンバーから外れている。
米国代表を始め、メジャーのトップ選手が参加する今大会は、史上最高レベルと期待を持たせたが、開幕が間近に迫って辞退者が続出。大谷翔平、吉田正尚、鈴木誠也の出場が心配になってくる。