22歳の涌井が驚いた2009年決勝V打イチローの冷静「あの場面でガッツポーズしないなんて」

公開日: 更新日:

涌井秀章(中日・36歳・投手)2009、2013年大会出場

 日本が2006年大会に続いて連覇を達成した09年大会。当時、西武に在籍していた涌井は22歳の若さで代表入りを果たした。

 同い年のダルビッシュ(日本ハム)や2歳年下で代表最年少だった田中将大楽天)ら同世代のメンバーが参加。投手陣はメジャーリーガーの松坂大輔(レッドソックス)が日本のエースとして牽引した(所属はすべて当時)。

「重圧や緊張はそれほどなかったかと。お互い本当に若かったので、たわいない話しかしていなかったと思います。『国を背負っている』という意識を持っていたのはベテランの方たちだった。イチローさん(マリナーズ)たちメジャーリーガーが中心となってやってくれていたので。ダルビッシュも僕も、チームにくっついていただけだったと思います」

 メンバーはイチローや松坂を筆頭に、城島健司(マリナーズ)ら5人のメジャーリーガーが参加。そんな中、強化合宿からWBC球の対応に苦心した。

「全然適応できていなかったですね。キャンプ地の宮崎が(その年は)寒かったこともあって、違和感だらけでした。でも、(第2ラウンドの)米国に行ってからは全然大丈夫でしたね。今大会に出場する選手たちも苦労しているところかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動