大谷翔平は今オフFA市場で“1人勝ち”の様相 さらなる価値高騰でWBCでの制約もシビアに
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間1日、アリゾナ州メサでのアスレチックスとのオープン戦に初登板。同い年で阪神から移籍の藤浪晋太郎と投げ合い、2回3分の1を無安打無失点2奪三振。最速は158キロを記録した。打者8人と対して34球に達したところで降板し、WBC日本代表に合流するため、キャンプを切り上げた。
一方、藤浪は2回を1安打無失点3奪三振。二回に3者連続四球と苦しんだが、踏みとどまった。
初マウンドを終えた大谷は「全球種を投げて基本的にどの球も良かったと思います」と満足そう。開幕が迫ったWBCについては「出たいなと思っている大会なので楽しみです」と話した。
■総額800億円を超える可能性も
今季終了後、FAになり、大リーグ史上最高額の5億ドル(約682億円)規模の契約が見込まれる大谷にさらなる追い風である。ダルの同僚でパドレスの主砲マニー・マチャド内野手(30)が27日、11年3億5000万ドル(約477億円)で契約延長に合意した。マチャドは今季が10年契約の5年目。シーズン終了後には契約を破棄するオプトアウトがある。権利を行使すればFAとなり、大谷とともにオフの移籍市場の目玉になるとみられていた。