三笘薫「ジョーカーからエースへ」でも見せ場なし…新生森保J初陣ドローで見えた課題
「三笘はプレミアリーグで9得点6アシストと調子がいいので期待していましたが、物足りなさは残りました。逆の右サイドと比べ、三笘の左サイドのコンビネーションがいまひとつ。DF伊藤が2列目の三笘を飛び越えて前線に上がってしまう場面があって、三笘が守備に追われていた。あれでは良さが生きない。後半は右サイドからMF伊東がクロスを上げてチャンスをつくっていたが、三笘も左サイドからやって欲しいし、シュートも打って欲しい。90分近く出場した運動量は可もなく不可もなくといったところ。森保監督がスタメンで使ったのは、新たなエース候補と見ているから。カウンターの起点にはなっていたので、今後は周囲の選手とのコンビネーションが課題となります」
三笘は「W杯を経験している中で、より存在感というか、立ち位置も中心になっていかないといけない」と決意を新たに臨んでいた。試合後は「ビルドアップで前に運ぶことができず、カウンターしかできなかったのが課題」と唇をかんだ。
強豪ドイツ、スペインを撃破し、16強入りしたW杯では「三笘の1ミリ」で一躍時の人となった。森保ジャパンの「切り札」から「エース」へと変貌を遂げるには、まだ時間がかかりそうだ。