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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

マラソン絶対王者キプチョゲはボストンで「2時間切り」なるか? 山田敬蔵の優勝から70年

公開日: 更新日:

 4年前に特別レースで非公認の2時間切りを達成した(1時間59分40秒)。それを本番レースで狙ってくるはずだ。

 非公認? 老舗のボストンにそんなことは関係ない。むしろ、公認記録はニューヨークでと、さらに付加価値は跳ね上がる……。

 山田敬蔵はボストンを19回走った。映像を見ると、歩道に飛び移ったり自由自在、生き生きと走っている。坂の町で育った感触もあっただろう、世界に挑戦する喜びにあふれていた。マラソンの魅力は挑戦なのだ。

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