陸上日本選手権 初日の目玉は男子5000m“新旧対決” 大迫傑らベテラン勢に大学生の有望株が挑む
若駒の台頭はあるか。
1日開幕の陸上日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)初日の注目は男子5000メートル決勝だ。男子の同種目は五輪と世界選手権(世陸)で過去に入賞者はいない。世界で上位争いが期待できるわけではないものの、今回は著名な選手が多数出場する。
21年東京五輪マラソン6位入賞でこの種目の日本記録(13分08秒40=2015)を持つ大迫傑(32)は16年大会以来の参戦。3連覇を狙う遠藤日向(24)に、21年東京五輪と昨夏の世陸1万メートル代表の伊藤達彦(25)、16年リオ五輪3000メートル障害代表で19年アジア選手権同種目2位の塩尻和也(26)、09年世陸5000メートル代表で現立大監督の上野裕一郎(37)などが名を連ねた。
中堅、ベテラン勢に挑むのが大学生の有望株だ。今年の箱根大学駅伝を沸かせた中大の吉居大和(4年)と弟の駿恭(2年)。大学駅伝三冠を達成した駒大の鈴木芽吹(4年)、篠原倖太朗 (3年)。洛南高(京都)時代に1500、3000、5000メートルの高校記録を打ち立て、昨年は駒大の出雲と全日本駅伝の優勝に貢献した佐藤圭汰。佐久長聖(長野)3年時にで5000メートルの高校日本記録を出した順大のスーパールーキー吉岡大翔(1年)たちが登場する。