エンゼルスが計る大谷翔平「売却」の絶好タイミング…トレード期限迫るも不気味な沈黙
エンゼルス大谷翔平(29)が日本時間26日のタイガース戦に「2番・DH」で出場。3打数無安打2四球、1三振。2戦連続の本塁打は出ず、打率は2割9分9厘と3割を切った。大谷のバットから快音は響かなかったが、相手先発でエース左腕ロドリゲスから一、五回に四球を選んで出塁し、いずれも得点に絡んだ。チームは7-6で延長戦を制して貯金を3とした。
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8月1日18時(日本時間2日7時)のトレードデッドラインが迫る中、エンゼルスは一向に動く気配すらない。
日本時間26日の時点でワイルドカード争いでは進出圏内のブルージェイズと3.5ゲーム差。大谷が「まだ全然いける位置にいると思っている」と話した通り、ポストシーズン進出は決して不可能な状況ではない。
ア・リーグ東地区首位のオリオールズが藤浪を獲得するなど、同一リーグの強豪球団が積極的に動く一方で、エ軍はウイークポイントである救援陣を中心とした投手の補強がいまだ手つかず。米メディアにしても大谷のトレードに関する情報ばかりで、エ軍が補強に乗り出すという報道は皆無だ。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。
「エンゼルスが補強に動けば、それなりの投手は獲得できる。今季、傘下の3Aで一時、リーグトップとなる23本塁打を放ったアデル外野手を交換要員に立てて、10勝10敗の先発4番手クラスの投手やセットアッパーが獲得できるでしょう。エース級やクローザーは無理でも、残り2カ月なら戦力として見込める投手を手に入れるのは十分に可能です」
すでにポストシーズン進出が絶望的な多くの球団が選手の放出に動き、市場にはエ軍の補強ポイントに合致する投手が少なくないのだ。にもかかわらずミナシアンGMが買い手に回らないのは、補強しても勝てないと思っているからではないか。かといって、いま、大谷を放出するわけにはいかない。