ラグビーW杯イングランド戦 日本は「金星」逃す痛恨ミス…次戦サモア戦に重要ミッション
この一連が映像によるTMOで検証され、ボールが手に当たって落ちたのではなく、イングランド選手の頭に当たって落ちたために、ノックオンではないと判定されたのだ。その結果、まるでサッカーのヘディングによるアシストみたいなトライが認められてしまう珍事に。場内からは盛大なブーイングが沸き起こったが、判定は覆らなかった。
「自分たちは勝手に(ノックオンだと)判断して動きを止めたけど、イングランドは動きを止めなかった。だからトライが認められた。あれで流れが変わった」と、WTB松島幸太朗は振り返ったが、痛恨のセルフジャッジとなってしまった。
直後には、その松島が自陣から快足を飛ばして大きく抜け出し、イングランドのゴール前に迫るが、最後にハンドリングエラーが出て得点に結びつけられない。
これで、勝機が遠ざかった。
相手の背中に手が届くところまで迫りながらも捕まえ切れないもどかしさに、前半からフルスロットルで戦い続けた疲労も重なり、あとは防戦一方。終了直前にもトライを奪われて、ジャパンは12対34で敗れた。