大谷翔平サイドに媚びるエンゼルス“土下座外交”の勝算は? 出場可否も手術もすべて言いなり

公開日: 更新日:

勝つこと以上のこだわり

 つまり、いま現在のような二刀流を継続することが最優先。その大前提があって、「ヒリヒリする9月」を送ることが理想。強いチームでプレーしたいという欲は、あくまでも2次的なものということになる。

 ならば「ここ数年のように」、つまり毎日野手として出場しながら先発ローテに入って投げられるチームとなるとエンゼルス以外にないのか。

「いや、そうとは限らないでしょう」と、別の特派員がこう続ける。

ドジャースやヤンキースをはじめとするスター選手揃いの球団は難しいかもしれませんけど、例えばア・リーグ東地区首位のオリオールズや2位のレイズ、中地区首位のツインズ、西地区3位でプレーオフを目指すマリナーズ、ナ・リーグ中地区首位のブルワーズなど比較的、若手の多い強豪球団であれば、大谷中心のシフトを敷けるのではないか。彼らが800億円とも1000億円とも言われるカネを出すかは分かりませんが、少なくとも、かなり自由に二刀流を続けられるでしょうし、なおかつエンゼルスにいるより、はるかに勝てる確率は上がりますから」

 いずれにせよ、エンゼルスがどれだけ大谷にこびて、へつらったところで再契約できる保証はないというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」