作家の林真理子氏がそれでも日大トップにしがみつくナゼ…理事長職は「おいしい仕事」?

公開日: 更新日:

こんなおいしい立場はない

 林理事長は「早急にやらなければならないこと」として人事の強化を挙げ、「人事の刷新。執行部という存在をどうするか。すぐに検討しなければならない。早急に直さなくてはいけない」と続投理由を語った。しかし……。

「田中元理事長同様、反体制派を排除し、周囲をイエスマンばかりで固めたら、それこそ元理事長時代に逆戻りです。実際、今回の一件で責任を問われながら、おとがめなしだった理事もいます。年俸50%減の処分についても、わずか半年間だけのことです。6カ月後から再び年間2400万円もの報酬が黙っていても入ってくる。

 親しい友人を頻繁に理事長室に招き入れ、著名人に講演を依頼したり、理事長室からユーチューブ配信をして自著の宣伝をし、全身プラダの服装を自慢したりと、教職員たちはさすがにあきれていました。理事長職を放り出したら汚点を残すことになりますが、居座り続ける限り、権力、カネ、イメージを自由に使えるのだから、こんなおいしい立場はない。これで大学のイメージが少しでも回復すれば、歴史に名を残せると考えているのではないか」(大学関係者)

 3年連続不交付となった補助金の損失分について、林理事長は授業料を上げず、遊休地の売却や教職員の経費節減で賄う方針だそうだが、自身には痛みをともなう覚悟はないようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育