城西が箱根駅伝で過去最高の総合3位 大躍進の秘密は「箱根のその先」にあり

公開日: 更新日:

 面白いのは、櫛部監督が「箱根がすべてではない」と公言していることだ。

 城西大も当然、専任スカウトを置くなど、スカウティングに力を入れている。しかし、早大などの名門校と比べれば、大学のブランド力で劣る新興大学は思ったように有力選手は集まらない。

「口説き文句は、『箱根のその先、一緒に世界を目指そう』だそうです。箱根がゴールではなく、スタートだという考えで世界選手権、五輪という目標を提示する。実際、城西大の教え子から16年リオ五輪の5000メートル、1万メートルに出場した村山紘太、21年東京五輪3000メートル障害に出場した山口浩勢を輩出しています。これが選手集めにも好影響を生んでいる」(同)

 城西大には世界的スポーツメーカーも注目し、昨年12月にはプーマとパートナーシップ契約を締結。ウエア、シューズの提供はもちろん、ボディーケアの専門スタッフの派遣など、さまざまなサポートを受けるようになった。箱根駅伝の勢力図を塗り替える日も近そうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑