大阪マラソン「記録狙い」のコース変更は陸連の愚策…パリ五輪メダルへの選手強化とは真逆
「2時間5分50秒の設定タイムを決めたのは陸連です。五輪でメダルを狙える選手を代表として送り出したいなら、例えば昨年のコースより難所を増やし、『それでも設定記録を破ってみろ!』とハッパをかけるというのならまだわかる。ところが、記録が出やすいようにコースを変更し、むしろ選手たちをバックアップしている。近年のマラソンは国際大会で結果が出ない。国内大会で好記録を出して五輪まで世間の目を引っ張ろうという考えなのかもしれませんが、選手強化とは真逆のことをやっている」
記録が出やすいようにコースを変えたのは、3月開催の東京マラソンも同じだ。(【後編】につづく)
◇ ◇ ◇
●関連記事【後編を読む】…では、これまでの陸連の「愚策」とその結果についてさらに深堀りしている。
●マラソンはパリ五輪をもって五輪競技から抹消される可能性がある。2021年東京五輪の際には、開催地が東京から一転、北海道に変更されるなど“予兆”があったことは記憶に新しい。●関連記事【もっと読む】…も必読だ。