【広島編】FA流出・西川龍馬の後釜争い四つ巴 筆頭候補は大器の片りん見せる高卒3年目
広島の若手外野手陣による「ポスト西川」争いが激しさを増している。
オフにオリックスへFA移籍した西川龍馬(29)の後釜は誰か。新井貴浩監督(47)に聞くと、主に若手4人による「競争」だと言う。
その中でも筆頭は、高卒3年目の田村俊介(20=愛工大名電高、21年ドラフト4位)だ。17日のロッテとの初の対外試合でいきなり本塁打。レギュラー取りどころか、クリーンアップの期待もかかる。一軍経験は昨年の10試合のみだが、打率.364と大器の片りんを見せると、3月の強化試合の侍ジャパンのメンバーに抜擢された。侍の井端弘和監督(48)も熱視線を送る逸材である。
育成出身の2年目・中村貴浩(23)も宮崎・日南キャンプから安打を量産し、アピールしている。
3人目は捕手ではなく、外野手登録になっている中村奨成(24)だ。17日の練習試合の2死一、三塁の場面で、三塁走者として捕手が二塁へ送球した瞬間にスタートを切って本塁へ生還。重盗でチームに追加点をもたらした。