“世界の盗塁王”福本豊さんは国民栄誉賞を打診され…「立ちションもできんようになるやん」
阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)でパ・リーグ盗塁王13年連続、年間106盗塁という世界記録(当時)も樹立した福本豊さん。1970年代から80年代にかけて全盛時代の福本さんは誰にも止められなかったと言っても過言ではなく、パ・リーグいえプロ野球を代表する選手でした。
トーク番組にゲスト出演した福本さんはおごらず、飾らず。「おはようさん、よろしゅうね」と気さくで、何を伺っても自然体。
盗塁の世界記録を達成し「国民栄誉賞」を打診されて辞退された際「そんなんもろてしもたら立ちションもできんようなるやん」と言ったというエピソードが本当なのかと伺うと「会見では言うてへんよ、雑談の中で言うたことを書かれたんちゃうかな。どっちにしてもそんなたいそうなもん僕に合わんもん」と大笑い。
盗塁の話題では「みなさんが“世界の盗塁王”て言うてくれはんのん、うれしいしありがたいんよ、ありがたいねんけど、僕としては170センチもないこの体でホームランを200本以上(208本)打ってるいうのも言うてほしいんよ。ホンマのこと言うて。これけっこう凄ない?」と照れ笑いをしながら強調されていたのが、なんとも可愛かったです。