大谷が来季開幕からの投手復帰プラン表明も…球威低下の懸念で「完全復活」は保証ゼロ
昨年9月に2度目の右肘靱帯修復手術を受けたドジャース・大谷翔平(29)が来季開幕からの投手復帰プランを明かした。
日本時間28日、遠征先のニューヨークで日米の報道陣に対応し、「効率よく投げることがケガの予防にもつながるが、ある程度パワーピッチャーであれば、(故障は)しょうがない部分ではある。そこはある程度、割り切って、パフォーマンスを下げないように、自分自身であまり諦めないようにそのままの感じでいきたいと思っている」と宣言。本人も認めているように、次の肘の故障は投手廃業に直結する。再発防止のため出力を抑えた投球を勧める声がある中、160キロを超える直球で並み居る強打者と対峙してきたこれまでと変わらず、速球派を継続するというのだ。
大谷は3月下旬にキャッチボールを再開してから、定期的にスローイングプログラムに励み、徐々に球威を上げ、現時点で128キロ。段階を追って投げる距離を延ばすなど、順調な回復ぶりを見せている。
このまま状態を上げていけば、予定通り来季開幕での投手復帰は十分にあり得そうだが、完璧にパフォーマンスを発揮できる保証はない。