大谷MVPと今永サイ・ヤング賞に立ちはだかる「超格安左腕」…開幕から負けなし9連勝
ドジャース・大谷翔平(29)が出場予定だった日本時間28日の敵地ニューヨークでのメッツ戦は雨のため中止。29日にダブルヘッダーで行われる。
ここに来て昨季、メジャー史上初の「40本塁打、70盗塁」を達成し、ナ・リーグMVPに選出されたブレーブス・アクーニャJr.(26)が左膝前十字靱帯を断裂、今季の残り試合の欠場が決まった。打率.250、4本塁打、16盗塁と昨季に比べて振るわないものの、大谷らとのMVP争いが注目されていた。
長打力と機動力を兼ね備えたクラッチヒッターが離脱し、今後は投手がMVP争いのライバルになりそうだ。
開幕から負けなしの9連勝をマークしたフィリーズの左腕レンジャー・スアレス(28)だ。27日のロッキーズ戦で今季11戦目にして初黒星を喫したが、防御率は依然として1点台(1.75)。スアレスが投手陣を牽引するナ・リーグ東地区首位のフィリーズ(.704)は27日現在、選手層が厚いドジャース(.600)を抑えてメジャー最高勝率で独走態勢に入っている。