岡田監督をブチギレさせた虎戦士は誰だ? 老将は「すごいことが起きてる」と意味深発言
エンドラン失敗については、敵将の阿部慎之助監督が「(ベンチの指示で)度胸を据えてエンドランを外せた。長年キャッチャーやっていて良かったなと思いました」と自画自賛。勝負の分かれ目となった。
一方、17日の試合で岡田監督を最も怒らせた選手を挙げるなら、捕手の坂本誠志郎(31)だろう。
大竹をうまくリードできなかった上に、九回1死一塁の打席で併殺打に倒れるなど、攻守に精彩を欠いた。コーチ経験のある阪神OBがこう言う。
「坂本は昨季、大竹や村上とのコンビで好リードを見せ、チームの優勝、日本一に貢献。初のゴールデングラブ賞も獲得した。しかし今季は、村上の登板時で初球に痛打を浴びるケースが多く、岡田監督が『対策をしてない』と苦言を呈するなど、リード面の評価を落としているともっぱらです。実際、村上が5月21日の広島戦で5回5失点でKOされて以降、坂本はコンビを剥奪され、梅野が先発マスクを被っている。出場試合数も梅野の56試合に対し、41試合。岡田監督の『すごいこと』に当てはまるかどうかはわからないが、坂本がベンチの指示を見落とすなど、首脳陣との意思疎通がうまく図れていない可能性はある。いずれにせよ、このままでは大竹とのコンビ継続も危ういでしょう」