故障離脱中のメッツ千賀滉大 リリーフでポストシーズン進出の“切り札”に浮上
左ふくらはぎの張りで負傷者リスト(IL)入りしているメッツ千賀滉大(31)が日本時間18日、本拠地シティフィールドでブルペン投球と守備練習を行い、順調な回復を見せた。
今後の調整法についてメンドーサ監督は、ライブBP(実戦形式の打撃練習)か、マイナーでの登板、再度ブルペン入りのいずれかになると明かし、「このまま順調にいくことを願っている」と、レギュラーシーズンでの復帰を示唆した。
メッツは18日現在、ナ・リーグのワイルドカード争いでポストシーズン進出圏内の3位につけているが、圏外で4位のブレーブスとは1ゲーム差。メ軍はチームの勝ち頭である左腕マナエア(11勝5敗、防御率3.26)、右腕セベリーノ(10勝6敗、防御率3.77)ら計算できる先発投手が5人揃っている。ニューヨークの地元メディアなどによれば、右肩の張りで開幕からIL入りするなど故障に苦しんだ千賀の負担を軽減するため、まずは救援での復帰が見込まれている。
ソフトバンク時代は最多勝(20年)、最優秀防御率(同)、最多奪三振(19、20年)、最高勝率(17年)と数々のタイトルを獲得した千賀。先発だけでなく、ポストシーズンでの救援登板も経験しており、15年にはクライマックスシリーズ、日本シリーズ合わせて4試合に登板し、1失点。21年東京五輪では2試合で1安打無失点の好投で金メダル獲得に貢献した。