スター選手の引退模様アレコレ…主流は翌シーズン“1日だけ”マイナー契約でセレモニー
先日、ジャイアンツ時代ゴールドグラブ賞の常連だった遊撃手ブランドン・クロフォードが引退を表明した。
クロフォードは最後の1年をカージナルスで過ごしたが、それまではジャイアンツの看板選手だったので、ジ軍は来季1日だけマイナー契約を交わし本拠地球場に呼んで記念品贈呈と始球式がセットになった引退セレモニーを行う。それが中心選手だった者に対する作法だからだ。
松井秀喜もヤンキースで7年間中心打者として活躍した後、引退前の3年間を他球団で過ごした。引退の翌年も1日だけマイナー契約してヤンキースタジアムで行われた引退セレモニーに臨み、キャプテンのデレク・ジーターから記念品を贈呈され感涙に浸った。
■記念ツアー
スーパースターがその年限りで引退を表明している場合は、遠征先のファンに別れを告げる引退セレモニーツアーが行われたことがある。過去にこのツアーをやってもらったのはクレメンス、マリアーノ・リベラ、ジーター、デービッド・オルティスの4人。このイベントは遠征先の球団に大きな負担を強いるため不評で17年以降、行われなくなった。