佐々木朗希カルチャーショックでまさかの居残り練習…不慣れな環境と超豪華メンツの重圧で大焦り
ドジャース・佐々木朗希(23)が日本時間18日、キャンプ地アリゾナ州グレンデールでブルペン入り。山本由伸(26)と共にマウンドに上がると、変化球を交えて23球を投げた。近日中にも実戦形式のフリー打撃に登板する見込み。
投手陣は前日、軽めのメニューで練習が終了。佐々木は球団施設を後にする同僚投手を尻目に、マーク・プライアー投手コーチが見守る中、キャッチボール。実際のマウンドを意識した傾斜板を使って試合球より重い球での壁当てを繰り返し、時折、動画で自身のフォームを確認した。平地ながら力のこもったキャッチボールを10分間にわたって行うなど、日本に比べて少ない練習量をなんとか補おうというわけだ。
メジャーのキャンプでは個別メニューを早出でこなすのが一般的。居残って練習するのは極めて異例である。
佐々木はすでにブルペンに2度入っている。メジャーデビューが見込まれるカブスとの日本開幕シリーズ第2戦(3月19日=東京ドーム)に向けて調整を進めているが、居残り練習に励んだ理由はそれだけではない。キャンプ早々、焦りが生じているからだという。
現地特派員は「新人なら誰もが通る道ではありますが……」と前置きした上で、こう続ける。
「開幕投手に指名された山本と、グラスノー、スネルのエース級3人に加え、右肘靱帯修復手術からの復帰を目指す大谷がブルペンで151キロをマークするなど、同じリハビリ組のゴンソリン、メイや若手投手も含めて、ド軍の先発投手は早い仕上がりを見せている。渡米1年目のキャンプでメジャー投手の調整の早さ、仕上がり具合を目の当たりにした佐々木はカルチャーショックを受けている。『周りはレベルの高い投手ばかり』と面食らったように話し、『キャンプ序盤からこんなに仕上がっているとは』と焦りを隠さなかった。高い将来性を評価されての入団とはいえ、メジャーを代表する豪華なメンツに圧倒されている部分もあるのでしょう。しかも、メジャーは日本より状態を仕上げてキャンプインするだけに、スタート時点で後れを取ってしまったと受け止めているのかもしれません」