なでしこ 格下コロンビアと「物足りない」ドロー決着…それでも光った途中出場DFの強心臓
この守備、ボランチの選手たちの安定感と較べるまでもなく、前線の選手たちは「攻撃のイメージの共有がいまひとつだった」と言わざるを得ない。
Aマッチ89試合.43得点のFW田中が1トップに入って、MF籾木(28=43試合.15得点)、MF宮沢(25=45試合.9得点)、MF清家(28=27試合.7得点)の中堅組が攻撃に絡んでいった。
それぞれの特徴を出しながら相手ゴールに迫っていったが、コンビネーションプレーにもたつきが見られ、特にアタッキング・ゾーンに入ってから「最後の仕上げ」となる決定機での精度を欠く場面が目に付いた。
新監督になって4試合とあって、選手選考も含めてまだまだ試行錯誤の段階だろうが、欧州各国リーグに所属して日々、国際経験を積み上げている選手も多い。より一層の奮起を期待したい。
PKについて--。
前半に籾木がPKのキッカーを務めて失敗し、後半アディショナルタイム(90+3分)に交代出場したばかりのDF高橋(25)がPKを成功させた。この高橋の強心臓と技術の確かさを評価したい。