「血圧は下げられる、降圧剤は止められる」坂東正章著

公開日: 更新日:

 高血圧の薬は、一度飲み始めると一生続けなければならないと思われている。しかし、食生活の改善で薬はやめられると、多くの高血圧患者の指導を行ってきた著者は言う。

 まず高血圧の改善に必要なのが、減塩である。摂取塩分量を1日6グラム未満とすれば、降圧は可能だ。しかし、減塩を心掛けても血圧が下がらないと訴える患者も多い。これは、“つもり減塩”になっているためだという。料理に加える塩の量だけに気を取られ、他の食材に含まれる塩を取り過ぎているのだ。

 例えば、1センチのボンレスハムには、何と4.1グラムも塩が含まれている。一切れ食べれば、もう他の料理にほとんど塩を使えなくなる。高血圧改善の第一歩は、正しい減塩を学ぶことなのだ。
(ワニブックス 800円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出