「かぶき者慶次(1・2)」小松江里子作 火坂雅志原案 百瀬しのぶノベライズ

公開日: 更新日:

 関ケ原の戦いから8年、かつて秀吉から「天下のかぶき者」といわれた前田慶次は、米沢城下で隠居さながらの暮らしをしていた。息子の新九郎は、そんな父親から早く家督を譲り受け、主君のために働きたい。しかし、なぜか慶次は新九郎に家督を譲ろうとしない。

 そんなある日、新九郎は関所破りの牢人が父を捜していることを知る。一方、金沢から次女の佐乃が突然、慶次を訪ねてきた。お互いの存在を知らなかった佐乃と新九郎は唖然となる。

 実は慶次が息子として育ててきた新九郎は恩人の石田三成の子だった。同じころ、江戸城内で上杉家の取り潰しを画策する和泉局は、上杉家に三成の息子がかくまわれていることを耳にする。NHKで放映された時代劇ドラマのノベライズ。(宝島社 各680円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した