「あきんど百譚 さくら」佐々木裕一著

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 能登屋の主・作兵衛は、8代続く塗師で、その職人技は天下一品と称賛され、将軍家献上の品を依頼されることも珍しくない。一方で、独身の作兵衛は、一晩で100両の大金を使うこともあるほど、夜遊びも激しい。ある日、能登屋を揺るがす大事件が起きる。小僧の昌介が廻船問屋の越前屋から請け負っていた嫁入り道具の高価な蒔絵の手箱を間違って旗本の田辺家に届けてしまったのだ。出戻りを嫌う越前屋から作り直しを迫られ取り掛かる作兵衛だが、職人たちが次々と辞めていってしまう。すべては同業者の伊豆屋が能登屋を潰すために仕組んだ罠だった。(「塗師」)

 本紙連載「朝顔売りと恋女房」(「いい女」に改題)他、4作を収録した時代人情短編集。(双葉社 648円+税)

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