「旅の流儀」 玉村豊男著

公開日: 更新日:

 国内外で多くの旅をしてきた著者が旅をテーマにつづったエッセー集。どんな旅行のときも、まずはパンクツ(パンツ+靴下)から始まるという旅支度の話から、若き日に習得したヒッチハイクの極意、言葉の通じない海外の理髪店で髪を切ってもらう楽しさなど、これまでの旅のエピソードを交えながら、その醍醐味を語る。一方で、かつては旅に欠かせなかった本や、移動中の機内の映画が楽しみでなくなってきた代わりに、ただぼんやりとして時を過ごせるようになったと、加齢で旅のスタイルが変わっていくことも打ち明ける。自らのワイナリーやレストランで旅行客を迎える視点からの話も交え、39章からなる旅への招待状。(中央公論新社 760円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる