公開日: 更新日:

「リベラルアーツの学び方」瀬木比呂志著

「人の精神を自由にする幅広い基礎的学問・教養」と定義されるリベラルアーツ。グローバルな競争力が必要とされる今こそ、自分の頭で考え、判断し、新たな局面を切り開いていく力が重要視される。そのための核となる、実践的で生きた教養の学び方が分かるのが本書だ。

 さまざまな分野の書物を通してリベラルアーツを身に付ける場合、それをうのみにするのではなく、批評的な捉え方をすることが重要。そのためには自分なりの基準点を定め、その書物が歴史的にどのような位置づけであるかを知ることが必要だ。このような物の見方を習慣づけることは、ビジネスなどの戦略を練る際にも役立つ。

 自然科学や思想、音楽に漫画など、幅広い分野の学び方とそれぞれの分野の名著も紹介する。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 2000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由