公開日: 更新日:

「リベラルアーツの学び方」瀬木比呂志著

「人の精神を自由にする幅広い基礎的学問・教養」と定義されるリベラルアーツ。グローバルな競争力が必要とされる今こそ、自分の頭で考え、判断し、新たな局面を切り開いていく力が重要視される。そのための核となる、実践的で生きた教養の学び方が分かるのが本書だ。

 さまざまな分野の書物を通してリベラルアーツを身に付ける場合、それをうのみにするのではなく、批評的な捉え方をすることが重要。そのためには自分なりの基準点を定め、その書物が歴史的にどのような位置づけであるかを知ることが必要だ。このような物の見方を習慣づけることは、ビジネスなどの戦略を練る際にも役立つ。

 自然科学や思想、音楽に漫画など、幅広い分野の学び方とそれぞれの分野の名著も紹介する。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 2000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる