「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」西寺郷太著

公開日: 更新日:

 1985年春、全米のスターがアフリカの飢餓を救うために立ち上がり、作られたチャリティーソング「ウィ・アー・ザ・ワールド」がアメリカンポップスの歴史に与えた影響について考察した音楽エッセー。

 同曲の作詞作曲は、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー。その制作過程は、黒人アーティストが主導するプロジェクトに白人アーティストが全面協力するという、以前では予想もできなかった展開を見せる。完成までの過程がほぼすべて映像として記録・公開され、世界中がそのライブ感の目撃者になれたことが、成功の大きな要因だと分析。一方で参加したアーティストが軒並み失速していったと指摘し、その背景を読み解く。

(NHK出版 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」