「厳選500 ジャズ喫茶の名盤」後藤雅洋著
老舗ジャズ喫茶の店主による名盤ガイド。
ジャズの名盤には、音楽的にも優れ、ジャズとしても素晴らしい「音楽的名演」と、ジャズの聴きどころをつかんでいないと面白さが見えてこない「ジャズ濃度」の高いアルバムとがあるという。本書では、ジャズ喫茶で定番化している「ジャズ濃度」のより高いアルバムをセレクト。ジャズ喫茶の選曲はハードバップを基本にそこに変化をつけるためのバリエーションを施すというスタイルが基本だとか。
そんな「ジャズ喫茶のテーマ曲」と言ってもいいというソニー・クラークの「クール・ストラッティン」をはじめ、マニア愛好のカーティス・フラー「ブルースエット」など500タイトルを紹介する。(小学館 890円+税)