「業界だけが知っている『家・土地』バブル崩壊」牧野知弘著
ここ数年、活況を呈している不動産マーケットの現状と未来を分析・展望したリポート。
日本の不動産は、2013年を境に下げ止まり、上昇に転じた。景気回復がそれほど感じられないのに不動産が上昇しているのはなぜか。前回のバブルと、現在の不動産状況を比較しながら、なぜ上昇しているのかを解説。
年金積立金管理運用独立行政法人の巨額資金の流入や、インバウンドに牽引されるリゾート需要など、今後も投資の活性化が見込める一方、不動産の二極化という、格差社会が不動産の世界にも到来していると指摘。さらに2020年以降に直面する現実問題も視野に、今の状況がバブルとすると、バブルがどのような軌跡ではじけるのかを考察する投資家必読本。
(祥伝社 840円+税)