「元号って何だ?」藤井青銅著
新元号「令和」がスタートしたが、これまで日本にあった元号の数は247で、その第1号は645年の「大化」である。元号は基本的に漢字2文字だが、4文字元号も5つだけあり、使われた漢字の総数は504。ところがそこに使われた漢字はわずか72種類しかないという。
ちなみに令和の「和」は19回で6位。5位「応」(20回)、4位「治」(21回)、2位は同数で「天」「元」(各27回)、1位は「永」(29回)。時代別に見ると、平安時代は「永」「長」が多く、江戸時代には「寛」が多いという。
さまざまなランキングを用いながら元号を解説するほか、元号由来のネーミングや全国の元号ゆかりの地まで、元号に関する素朴な疑問に答える入門書。
(小学館 800円+税)