「懐かしいお菓子武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう」伴田良輔ほか著

公開日: 更新日:

 一方で戦時下の昭和15年には、老舗の銘菓でも「現時局下の菓子を無條件で評價する事ハ過酷であるが」とただし書きをつけながらも辛口のコメントを添えていたりする。

 芝明神祭の折に買い求めた江戸名物の「芝明神太々餅」(太好庵)や露店の「野菜菓子」など、今では味も分からない菓子も多数あり、お菓子の歴史を伝える資料としても価値が高いという。

 かつて食べた懐かしい故郷のお菓子に再会できるかも。

(新潮社 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…