<46>彩子の手を握り、切り出すが…
桃地は病院の床に転んだ彩子に、慌てて駆け寄る。彩子はひねった足を痛そうに押さえているが、「救助に行かなきゃ。ヘリが来ている」と繰り返し、自力で立とうとする。
桃地は彩子の肩を抱きながら、言い聞かせる。
「わかった。事前打ち合わせな。こっちだよ」
彩子はやっ…
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