演技で格差解消か 昼ドラ初主演射止めたピース綾部の期待度
うまい具合に滑り込んだもんだ。お笑いコンビ「ピース」綾部祐二(37)が、来月28日スタートのフジ系の昼ドラ「別れたら好きな人」(月~金曜13時25分)で初主演に抜擢されたという。今をときめく芥川賞作家・又吉直樹(35)の相方のほうである。
同番組の制作は東海テレビのほか、吉本興業も名を連ねる。奥菜恵(36)主演の「碧の海~LONG SUMMER~」(14年)を機に吉本は昼ドラの制作にも参入。ズブの芝居素人だった「パンサー」尾形貴弘をはじめ、所属芸人をわんさか登用し、露払いは済んだようで、このたび、満を持して“役者・綾部”の起用に踏み切った。
放送ライターの堀江南氏が言う。
「吉本男前ランキングで3年連続1位になるなど、芸人として全盛期だった当時、綾部は複数の映画やドラマに出演しています。フジの月9『幸せになろうよ』(11年)では主人公の香取慎吾の友人役という主要な脇役を演じ、深夜枠ですが『赤川次郎原作 毒〈ポイズン〉』では主演を張っています。ペニオク詐欺事件に加担してケチがついてから出演が激減しましたが、芝居のキャリアはなかなかのもの。連ドラの主演となれば、多忙な相方とスケジュールの面で釣り合いも取れてちょうどいいのではないでしょうか」