俳優目指し上京 要潤が“20種類のバイト”で掴んだチャンス
もともと仕送りは上京して最初の1カ月分の15万円だけという約束だったので、あとはアルバイトの日々。それで、夜は新宿の居酒屋、昼は近所でたまたま募集していたお弁当屋さんで働き始めました。ほかにも1年間で20種類ぐらいやったかな。役者になるにはいろんな職業を経験した方がいいだろうと思って人材派遣会社に登録し、100円ショップで棚の陳列をしたり、パチンコ屋で飲み物を配ったり。キツかったのは夜7時から朝7時まで弁当に総菜を詰める工場のアルバイト。眠いし、立ちっ放しだし。
反対に警備員のアルバイトは楽しかった。田園調布の工事中の新築住宅の前に立って警備したけど、車も人もほとんど来ないし、現場のオジチャンがコーヒーをくれたり、通りかかったオバアチャンが話しかけてきたり。
■「タモリに声をかけられた」は間違い
新宿のスタジオアルタで警備員のアルバイトをしていてタモリさんに声をかけられ、「笑っていいとも!」に出演したと思っている人がいるけど、それは間違い。俳優志望の友人に誘われ“看板男コレクション”というコーナーのオーディションを受けて出演したんです。