広瀬すずが脱清純派 映画「怒り」で見せた覚悟と渾身演技
いずれも女子高生役の主演映画で、今年公開された2部作の「ちはやふる」では競技かるたに青春をかける役、公開中の「四月は君の嘘」では病に侵された天真らんまんなバイオリニスト役をのびのびと演じた広瀬。「怒り」の撮影を振り返ったメディアのインタビューでは脚本を読めば読むほど、「自分の中で何かが変わりそうな予感がした」というから、まさに女優としてのターニングポイントとなる作品に巡り合えたといえるだろう。
レイプシーンの撮影は「とにかく怖くて、もがき苦しんで、ずっと泣いていた」と振り返っていた広瀬だが、厳しい演出指導で知られる李監督との出会いは、女優として一皮むけるどころか、さらなる進化を遂げる結果となりそうだ。