NHK和久田麻由子アナ イキイキした表情とリズム感が良い
診断結果は…【良】
高瀬耕造とともにNHK朝の「おはよう日本」の平日のMCを務める和久田麻由子(29)は、取り上げる話題や相手との掛け合いで、表情と声のトーンが微妙に変わる。それが和久田の魅力のひとつになっている。
11日7時半前、関東甲信越の気象情報で、気象予報士とこんなやりとりがあった。「寒冷前線の後に何があるかというと……」と問われた和久田は一瞬、「えっ、何だっけ」という表情になった。そんなに難しい問いではない。「東大経済学部、どうした?」と思いながら見ていると、「寒気がある」との予報士の答えに和久田は「そうそう、それです」といった表情でうなずいた。寒冷前線ひとつでここまで楽しませてくれるMCはそうそういない。
9日の「北海道胆振東部地震で国内初のブラックアウト」を特集した際には、「ブラックアウトが他の地域でも起こることは?」「沿岸部への集中ということですか?」と記者に畳みかけ、各電力会社の大規模発電所が沿岸部に集中するリスクを浮き彫りにした。
横浜生まれで、川崎育ちの和久田がNHKに入局したのは、東日本大震災が発生した2011年4月。3年間、岡山放送局に勤務した後、東京に異動してすぐ「おはよう日本」の土日と祝日のMCに抜擢された。「才色兼備で順当な人事」というのが一般的な見方だろうが、表情と声とリズム感も評価されたのではないかと思う。
来月で30歳。その表情と声のトーンに注目していきたい。