米国を拠点に活動中 “世界の喜多郎”の知られざる私生活
「アメリカは大きなマーケットだから挑戦してみたいと思い、90年に移住しました。山が好きなのと作曲のために静かな環境を求めて、最初はコロラド州の標高3000メートル近い山奥に住んでいました。十数年前に大雪が降り、コンサートの時に降られると困ると思い、北カリフォルニアへ移りました。朝9時にスタジオに行って、昼食を挟んで夕方まで作曲。夕食後は今日の仕事を振り返り、明日はこうしよう、ああしよう、と考える――その繰り返しで年間13、14曲作ってきました。ニューエイジの音楽をしぶとく続けていますよ」
94年、米映画「天と地」でゴールデングローブ賞作曲賞を受賞。2001年にはグラミー賞を受賞し、ノミネートは17回にも及ぶ。
「気分転換に車で海岸線を走り、2000~3000坪の畑でリンゴや野菜を作っています。大地を触るとストレス発散になるんですよ。100本ぐらいあるリンゴの栽培は、メキシコ人にお願いしていますけどね」
さすがアメリカ、規模がデカイ。
多忙で日本に来るのは年6回ほどだ。