米国を拠点に活動中 “世界の喜多郎”の知られざる私生活
「2年前に兄が亡くなり、92歳の母が愛知で一人暮らしをしているので、以前より頻繁に日本に帰ってきています。アメリカに移る前は長野に住み、今も家があるので、日本では長野と愛知を行ったり来たりしていますね」
移動だけでも大変そうだ。内助の功あってこそ、可能なのだろう。
「いや、一昨年、独身になりました。結婚は3回。さすがにもう、結婚はいいです、ハハハ」
33歳の一人息子は日本在住で、ミュージシャンではなく「普通の人」。1歳8カ月の孫娘がいるそうだ。
■「いろんな人にだまされお金を持っていかれた」
さて、喜多郎さんは高校卒業後、上京しアルバイトをしながらバンド「ファー・イースト・ファミリー・バンド」で活動。78年にソロになり、80年に放送が始まった「NHK特集 シルクロード」の音楽を依頼され、第18回ギャラクシー賞選奨を受賞した。
「当時はやはり、集中できる静かな環境を求めて長野に住み始めたころで、長野にず~っとこもって作曲していました。印税で今も余裕? そんなことないですよ。いろんな人にだまされ、どれだけお金を持っていかれたか」