映画版は潤沢な予算が投入されたかは疑問で純利益の面でも勝利だ。最近は日本映画が好調で同ランキング1位が新海誠監督の「天気の子」、他にアニメ「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE」、星野源主演「引っ越し大名!」が上位にいる。この週の「おっさんずラブ」はディカプリオの最新作より上。約100億円かけたハリウッド映画よりコスパがかなりいい。
ハリウッドものが衰退の時代、邦画界は大きなムーブメントをつくるチャンス。人件費と時間がかさむアニメとは違い、予算的にも内容的にもリスクが少ない「おっさんずラブ」のような作品がヒットした意味は大きい。
(作家・松野大介)