書籍は200万部超え 衰えない樹木希林ブームと消えぬ存在感
昨年9月の死去から1年、樹木希林(享年75)の人気は衰えないどころかいまだ上昇中だ。
10月早々にドキュメンタリー映画が公開されるが、これは昨年放送された「NHKスペシャル“樹木希林”を生きる」に未公開映像を加えたもの。
当時13.9%と視聴率が高かったことが映画化の理由だろうが、これは今年公開された複数の希林出演作のヒットも大きい。地方の映画館でも樹木希林と同年代の女性が列をなした。つまり「希林マニア」の多さを映画関係者がリサーチしたのではないか。
書籍も売れ続けている。昨年12月に出された「一切なりゆき 樹木希林のことば」がランキング発表時点で120万部! 令和最初のベストセラーとなり、今年の上半期の第1位だが、他の「樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」が上半期3位。関連本は計4冊が出され、合計200万部超えというからムーブメントだ。