得度し歌う僧侶に “香田晋的”生き方を人生100年時代に学ぶ
「道に迷うことこそ道を知ること」
人気演歌歌手の香田晋から、僧侶に転身した鷲崎孝二さん(52)は、御朱印帳にそんな書をしたためているそうだ。
福井県美浜町佐柿にある徳賞寺で鷲崎さんが僧侶入門の儀式「得度」を受けた2018年11月から約1年、福井新聞に報じられた近況が明るく、朗らかだと話題である。
現在は自宅のある横浜から月1~2回、僧名「徹心香雲」として、住職に付き添い檀家への法話や読経をこなしつつ、求められればイベントなどでマイクを握って得意のこぶしを利かせた演歌を披露、歌う僧侶として活躍しているという。
「書や仏教と出合うことができ、毎日がとても充実している。今後も感謝の思いを込め、地域の役に立っていきたい」と笑顔で語っており、充実したセカンドライフを謳歌していることがうかがえるのだ。本人を知るスポーツ紙芸能デスクが言う。
「香田晋が芸能界から突然の引退で臆測を呼んだのは2012年、心身ともに疲弊し、後に精神科にも通院していたことを明らかにしています。当時は『おバカタレント』としても知られ、CMにも出演する売れっ子でしたけど、振り返ると99年に長男が誕生したとき名前を公募して批判の声も浴びたあたりから、笑顔が引きつっていったように見えました。その後、長女にも恵まれますが夫人とも離婚。笑顔をふりまきつつも、私生活は相当苦しい思いをしていたのでしょう」