著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで」(光文社新書)などがある。

アンガ田中卓志 山里ら結婚でキモキャラ芸人の存在を発揮

公開日: 更新日:

 昨年は芸人の結婚ラッシュだった。特に、山里亮太(42)、若林正恭(41)、バカリズム(44)ら、こじらせキャラで、結婚のイメージがない男性芸人が、次々に結婚を発表したのが衝撃的だった。

 彼らの結婚がニュースになるたびに「次に結婚して世間を驚かせる芸人は誰なのか」というのが話題になった。そこでよく名前が挙がっていたのがアンガールズの田中卓志(43)だった。田中は同世代で親交のある山里らが結婚するたびに、嫉妬と自虐交じりの祝福コメントを発表していた。

 山里と田中は共通点が多い。女性に敬遠されるようなキャラのイメージがあるが、隠れた実力者として業界内では評価が高い。彼らは親交も深く、かつては一緒に合コンに参加して、なす術もなく惨敗して、2人で慰め合ったほどの仲だった。

 田中は「高身長、高学歴、高収入」という、理想の結婚相手の条件といわれていた「3高」をすべて満たしている。しかも、芸人としても長い間テレビに出て、結果を出し続けている。

 ひな壇系のトーク番組で活躍するのはもちろん、体を張ったリアクション芸でガリガリの体をくねらせて笑いを取ることもある。最近では、ネタ番組で解説役として的確な評論をすることでも注目されている。結婚相手としては申し分ない条件が揃っているはずなのだが、なぜか浮いた話がない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動