著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

ジャイアント馬場さんと並んで…日テレ“トイレでの奇跡”

公開日: 更新日:

 そして、神は俺にほほ笑んだのであった。廊下にいた俺の前を通り過ぎると馬場さんはゆっくりとトイレに入っていったのである。間髪入れることなく本能的にとでもいうように俺の足は動いていた。馬場さんを追いかけるようにトイレに向かう俺……。

 俺がトイレ内に着いたその時、馬場さんは今まさにオシッコを男性便器にほとばしらせ始めた様子であった。俺の心の中で神がほほ笑みから満面の笑みに確実に変わったのだ。俺は馬場さんのすぐ左側に立つと同じようにオシッコを始めたのだ。

 横目でチラリと馬場さんの様子をうかがう俺……しかし、過去に何千回と世界の強敵と死闘を繰り広げてきた百戦錬磨の巨人の表情はさすがで、俺のはるか右斜め上で静かにオシッコにすべての集中力をそそいでいたのだった。

 それを確認すると、俺は素早く右斜め上に向けていた視線をそのまま下に振り下ろしたのであった。そして、心の中で呟いたのであった……「ジャイアントはあそこもジャイアントだ」と……。

 おそらく世界広しといえどもG・馬場さんのあそこを確信犯でのぞき見したのは俺だけであろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  2. 2

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  4. 4

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは