TBS「グッとラック!」3月終了説…志らくに“MC失格”の烙印
■「失敗例の見本になってしまっている」
3月終了説について、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「コメンテーターを新規発掘しようという意図は感じられるけれど、人気指標が数値化され、稟議が通りやすい“ネット人気”に頼ってしまう安易さも透けて見え、ネット人気とワイドショーの相性の悪さも証明し、ある意味、失敗例の見本になってしまっている。打ち切りが事実なら、志らくさんのタレント生命のためにもっと早くに決断してもよかったのではと思います。TBSとしては三顧の礼で迎え入れた志らくさんだけに番組の延命に必死でしょうが、良からぬレッテルが貼られる前に“なかったことにする”のも戦略のひとつ。今回、結果的に得したのは田村淳さんでは。急きょテコ入れに加わっただけに、相当のギャランティーも提示されたでしょうし、短期間の出演で番組のイメージもなく無傷で終えられる。今後情報番組のMCも視野に入れているとすれば、知的な印象を植え付けることもできた。次の準備になっていると思います」
新番組は昔の「はなまるマーケット」スタイルに戻るという。最終回、どうオチをつけるのか。